切除をする体の部位によって除去の可能範囲は異なります。皮膚に余裕があれば1回で手の平サイズ程の除去は期待できますが、二の腕、手首、腰などよく動かす箇所は3㎠ほどが1回で除去できる標準的な範囲になります。

基本、局所麻酔でほぼ痛みが感じませんが、ひっぱられているような感覚はあります。もし完全な無痛状態での治療をご希望の場合はマスク麻酔や静脈麻酔を選択していただく事も可能です。

手術直後の傷は赤みがある1本線で、動かしていると傷の幅が広がったり、盛り上がってきますので3ヶ月間は保護のテープを貼っていただきます。切った傷跡は徐々に白っぽく薄い線となりますが、半年～１年ほどはかかります。

ハガキサイズの切除でしたら治療は可能ですが1回では難しいため、分割切除にて複数回に分けて治療いたします。1回ずつの治療間隔を3か月～半年は空ける必要があります。ある程度期間を開ける事で皮膚は少しずつ伸びてきますので、皮膚にゆとりが出てきます。分割切除術を繰り返す事でお体の負担を最小限の抑え、無理なく大きなサイズの皮膚を切除する事ができます。